2015年の秋レギュラーシーズンの開幕です。試合開始前、ゲリラ豪雨に突然見舞われました。やっぱり雨が小降りになるまでキックオフは待ってくれないですね。
(前半)
京大のレシーブで試合が始まります。雨の中、ボールキャッチは距離感が難しくなるのではと心配しましたが、リターナー#7阿部君が手を上げてフェアキャッチ。
京大の攻撃はRB#32長田君のランで始まります。関大のタックルも良くゲインはほとんどありません。続くRB#3前川君のランは大きくゲインしてダウン更新まで2ヤードほど。さらにQB#18浦田君のキープでフレッシュ獲得。
しかし雨でボールセキュリティが甘くなったのか京大にファンブルが発生して、しかもけっこうリターンされて京大はピンチ。最後はランでTDを奪われてしまいます。憎き雨よ。関大のPATも決まり7点を先行されます。
次のキックも#7阿部君がリターナー。ここもタッチバックにします。この京大の攻撃ドライブも4thダウンになり、パントチームが出てきました。パンターは#18浦田君。一方の関大も4thダウンになり、パントで攻撃権を放棄します。ここで京大の反則があったようで関大の攻撃が続きます。いやな流れでしたが、雨の影響でしょうか、関大もファンブルし、京大DL#1岩田君がボールを取ってターンオーバー。丸刈りで気合を入れていました。
QB#18浦田君がスリップしながらでもファーストダウン更新。しかし雨の影響でしょうか、パスがなかなか決まりません。関大の反則もあり1stダウンを獲得します。RB#29赤田君も元気です。
2Qになりました。ここで出ました。QB#18浦田君の伝家の宝刀、QBランでフレッシュ獲得。3rdダウン9の状況でしたが素晴らしい走りです。相手陣25ヤード付近まで来ました。WR#2廣田君にTDパスが投げられますが失敗。関大も警戒していたのか、ディフェンダーが張り付いていました。雨も影響しているのかもしれません。
QB#18浦田君からRB#32長田君にショベルパスが投げられましたが、これも上手く決まりません。結局4thダウンになり、FGを狙います。またも雨の影響か、スナップが乱れたようです。ここは相手にボールを奪われないようにするので精一杯。攻守交替で関大の攻撃になります。
関大はランで大きく攻め込みます。そしてTDと思いきや、関大のホールディングの反則でTDにならず助かりました。京大ディフェンスはゴール前で粘ります。結局、関大のTDは許さずFGで留めます。関大は3点追加して0-10。まだまだチャンスはあるよ。前半残り時間6分58秒。
相手のキックもよく飛び、またもタッチバック。RB#39内藤君、ナイスランでフレッシュ獲得。さらにWR#2廣田君にパスが決まってキャッチ後のランも良く大きくゲインしましたが、京大の反則もあり、幻のゲインになってしまいました。RB#32長田君が頑張って走りますが、先ほどの罰退が効いてダウン更新には至りません。京大はパントで攻撃権放棄。ここは辛抱しましょう。
関大の攻撃時に京大がフェイスマスクの反則をしてしまいます。これは重い反則になります。2minutesタイムアウトの後、関大のパスをDB#25仲北君がパスインターセプト!さらにリターン。前半残り1分13秒で京大は自陣38ヤード付近からの攻撃開始。RB#32長田君、ナイスラン。しかし前半残り6秒。TDパスが投げられましたが不成功。無情にもFGの時間は与えられずに前半終了。あと2秒くらいあればなあ。
前半終わって0-10。これくらいの差であれば、まだまだチャンスはあります。
(後半)
ハーフタイムの時、西の空を見上げると三日月が浮かんでいました。雨はもう心配ありませんが、地面は濡れています。
京大キックで後半が再開されます。京大、ナイスカバーで大きくリターンさせません。関大オフェンスもパスとランを織り交ぜて攻めるも京大もナイスディフェンス。関大をパントに追いやります。関大もナイスパントで京大陣5ヤードのところまで押し戻します。京大は窮屈なところからの攻撃でしたが、RB#39内藤君が中央を突き9ヤードほどゲインしました。そしてQB#18浦田君のキープでフレッシュ。WR#6上田君にパスが決まりフレッシュ。さらにRB#32長田君も好調です。フレッシュまで1ヤード。RB#3前川君にピッチして相手陣40ヤード付近まで来ました。WR#2廣田君にパスが決まり、リズムよく攻めていたと思っていましたが、京大パスを関大にインターセプトされてしまいました。一瞬にして攻守交替です。
京大DL#11中村君がQBサック。関大QBがまさに投げようとしているところを襲いかかりました。関大は4thダウンになりパント。関大のカバーも良くゲインはありません。
とうとう第4クォーターになってしまいました。得点は前半に入った関大の10点のみで、現在0対10の状況です。さあ残り12分。
京大、なんとか2本TDを取って逆転してほしい。京大は4thダウン1になり、中央に選手を集めてセットプレーです。ギャンブルを選択しましたがディレイになりました。なんか様子がおかしい。わりに落ち着いた感じで選手たちはパントチームに交替します。さすがに関大も何か感じているかもしれません。パンターの#18浦田君がキックせずにボールを持って走ります。このスペシャルプレーは2013年の関学戦でもありました。あの時もQB小原君が演技をし、当たり前のようにパントチームが一斉に入ってきましたが、ディレイオブゲームの反則で、わざと5ヤード下がって隙を見せてというのが肝になります。今回もパントチームが待ち構えていたようにしれっと入ってきていました。しかし、この奇策は残念ながら不成功に終わってしまいました。
関大も4thダウンギャンブルに来ましたが、ここはRBが一気に駆け抜けてTD。PATも決まり0-17と引き離されてしまいました。試合終了まで6分45秒。
さあ、京大の攻撃ドライブ。RB#32長田君が走ってフレッシュまで1ヤード、さらに長田君が1stダウンを取りました。TE#89植野君にパスが決まり相手陣に入ってきました。さらにWR#2廣田君にパスが決まりレッドゾーン内に入ってきました。2minutesタイムアウトをはさんで試合再開。WR#2廣田君にTDパスが決まり、ようやく京大に得点が入りました。PATは相手にブロックされ、ボールを拾われてリターンされましたが、それを阻止しました。6点を返しました。
京大はオンサイドキックを蹴ります。仲北君がフェイントで宮出君がボールを蹴りました。捕ったところは良く見えなかったのですが歓声で成功したことを知りました。つまり京大の攻撃が続きます。試合残り時間は1分49秒。最後まであきらめるな。
しかし関大の集中力も素晴らしくQBサックを受けてしまいます。大きくロスします。実に痛い。京大は4thダウンになり当然ギャンブル。ここでWR#2廣田君に起死回生のパスが通ります。残り時間52秒。さらにTDパスを投げますが失敗なので時計が止まります。もう時間的にはパスしかありません。ターゲットになるであろう#2廣田君に相手ディフェンダーが付いています。結局、4thダウンで投げたパスも成功せず攻守交替。関大はニーダウンで時間を流して試合終了。
試合開始の京大攻撃時に一番強く雨が降ったと思います。天気だけはどうしようもできませんが、敵ではなく味方にしたいところでした。初戦は落としましたが、次戦以降、悔いのないゲームをお願いします。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 0 |
0 |
6 |
6 |
関西大学 |
7 |
3 |
0 |
7 |
17 |
(スタッツ)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(ロースター)
(試合後の主将インタビュー)
(過去の対戦の様子)
京大 関大
2024年 17-52
2023年 10-34
2022年 14-42
2021年 14-35
2020年 16-24
2019年 7-38
2018年 30-21 京大勝利
2017年 13-10 京大勝利
2016年 20-24
2015年 3-40
2014年 12-14
2013年 10-24
2012年 14-26
2011年 44-20 京大勝利
↑ 下線の西暦の上をクリックするとその年の観戦記が出ています。
(2025.8.28アップ)
<管理人作業用> 今年度PWは更新されています。(たぶん予想通り)