2025年6月7日 神戸大戦（王子スタジアム）
神戸大学アメフト部RAVENS創部50周年記念試合と銘打って行われた試合です。
京大とは国立大学同士ということでこれまでも熱い闘いがありました。これからも良きライバルとして関西学生アメフトを盛り上げていってください。
神戸大OBの方のセレモニー
会場から大きな拍手がありました。
フラッグフットのリトギャンの子供たちもコイントスを手伝います。
神戸大はいつもの赤いユニホームとは雰囲気が違います。
この日のために用意された復刻版ということです。
（前半）
京大レシーブで試合開始。#7阿部君が鬼神のような迫力あるリターン。京大のファーストプレーはRB#3前川君の中央を突くランですが神戸大学も集まりよくあまりゲインはありません。続くプレーはWR#19辻君へのパスですが失敗。しかし次も辻君へのパスです。これが成功しフレッシュ。QB#18浦田君のキープの後にWR#81浅川君にパスが決まってフレッシュ。さらに浅川君をターゲットにパスが投げられましたが神戸大のパスインタフェアの反則が発生し京大チャンス到来。しかしエンドゾーンが近づくもファンブルが発生しターンオーバー。実にもったいない。
神戸大学はノーハドル、そして攻撃陣形をシフトして京大ディフェンスを混乱させます。これまでこの神戸大オーディブルに悩まされてきました。神戸大もファンブルしますがリカバーし攻撃が続きます。京大のディフェンスも頑張ります。神戸大は4thダウンになりパントで攻撃権放棄。リターナーがボールをこぼしてヒヤッとしますが落ち着いてボールを確保。
さあ、京大の2回目の攻撃ドライブです。自陣23ヤード付近から。3rdダウン10でWR#19辻君にパスが決まってフレッシュをとりましたが攻撃続かずパント。スナッパーは#12柏原君、パンターは#18浦田君。今日は何度もパントの場面がありました。神戸大のリターン時に京大のパーソナルファイルが発生して神戸大は15ヤード進みます。このピンチに京大のビッグプレーが出て救われます。DB#7阿部君がパスインターセプトしたんオーバー。しかし京大は攻撃が続きません。またもパントで攻撃権放棄。
2Qになりましたがパント合戦は続きます。神戸大攻撃の時に京大のパスインタフェアの反則が発生。神戸大にチャンスが訪れます。ここで京大ディフェンスは踏ん張ります。LB#54石田君いい反応です。相手を少しロスさせたでしょうか。3ダウン2でも京大は相手にゲインを許しません。4thダウンになりました。そして神戸大はギャンブルです。2ヤード進めばフレッシュ獲得ですが、ここで京大ディフェンスが踏ん張りました。お互いの力と力がぶつかる見ごたえのある攻防戦でした。
さて、京大の攻撃ドライブに替わります。今度こそはと思っていたら、またもパスインターセプトされます。京大陣なのでピンチですが京大ディフェンスはまたも頑張ります。4thダウンにしました。神戸大、今度はギャンブルではなくFGチームが出てきます。ボールは左に逸れてFG失敗。無得点でした。
京大は自陣20ヤード付近からの攻撃開始。前半残り時間は2分を切っていますがあと50～60ヤード進めればFGが可能になると思われます。RB#32長田君がボールキャリしますが神戸大ディフェンスも反応が速いです。パス失敗で時計が止まります。WR#19辻君にパスが決まり6ヤードほどゲイン。インバウンドなのでタイムアウトが取られ（時計が止まり）ますが、ダウン更新できずパント。前半残り時間1分2秒で神戸大は攻撃を得ますが4thダウンに。パントチームが出てきましたが時計が進むのを待っています。このまま流すようです。残り時間が0になりました。ハーフタイムかと思いましたが残り時間2秒で神戸大はタイムアウトを取ったようです。残り時間2秒に戻され、神戸大の前半最後の攻撃はエンドゾーンにパスを投げ込むヘイルメリーパス（マリア様お願いパス）。両チーム入り乱れていますがボールはフィールドを転がっています。
前半終わって0－0。今日はロースコアの試合になるような気もします。
（後半）
後半は神戸大がレシーブ。フレッシュを取った後、京大DB#9中尾君がパスインターセプトです。今日、何度目のターンオーバーでしょうか。しかし、京大の攻撃も続かず、またもパント合戦。DL#1岩田君、LB#92越後君のナイスディフェンスが光ります。
京大は自陣16ヤード付近からの攻撃開始。#18浦田君のQBキープで大きくゲインし、もちろんフレッシュ。TE#89植野君へのパス、RB#3前川君のランでゲインするも短く、またも4thダウン。そして神戸大の攻撃も京大ディフェンスに阻まれ4thダウンに。ダウン更新まで距離があったのでパントかなと思っていましたらナントスペシャルプレー。ボールを蹴らずに走ります。フレッシュまであと一歩というところで京大は止めました。油断禁物ですね。4thダウンギャンブル失敗なので攻守交替。今日、何度目か数えられなくなってきました。ターンオーバーした直後の京大の攻撃ですが、またもパスインターセプト。神戸大は完全にパスターゲットを読んでいましたね。もうターンオーバー何度目かは横に置いておきましょう。3Q残り4分08秒。京大の反則が発生し神戸大は進みます。神戸大は相変わらずノーハドルとオーディブル。京大はまたしてもパスインタフェアの反則をしてしまいモメンタムは神戸大に傾いてきたかもしれません。この流れを断ち切ったのがDB#7阿部君。本日2度目のパスインターセプト。さらに大きくリターンします。京大の攻撃ドライブは自陣45ヤード付近から始まります。RB#32長田君がフレッシュまであと少しのところまで運びます。以前のようなキレが戻っているようでうれしいです。
最終Qになりましたが両校無得点。まだパント合戦は続きます。京大は4ダウンになりパントがチーム登場します。浦田君がパントすると思っていましたら、ナントここはパントフェイクで浦田君が右サイドを走ります。ギリギリでしたが1ダウン！
オフェンスのメンバーに入れ替わりますが、しれっとQBに#17平岡君が入っていました。ここで京大はフリーフリッカーのスペシャルプレーです。ボールがノミのように飛び跳ねている様子から名づけられましたが惜しい。不成功。ここで手の内を出してしまったので秋は別のプレーを用意するかもです。RB#3前川君のランで5ヤードほど進みます。しかし4thダウンになりました。ここはどうする？ ギャンブルに行きます。WR#19辻君をターゲットにパスが投げられますがインターセプトされました。4thダウンだったので本来は捕らない方がよかったかもしれませんがリターンのチャンスをうかがったのかもしれません。しかしホント何度目のターンオーバーなんでしょうか。
試合残り時間8分51秒、神戸大の攻撃を京大ディフェンスが気合で止めます。LB#92越後君ナイスプレー。神戸大のゲインを許しません。DB#12柏原君がナイスパスカットで4thダウンにしました。ダウン更新まで約11ヤード、しかも相手陣のレッドゾーン付近なのでスペシャルプレーは無いと思いますが念のため注意喚起のコミュニケーションを取っています。
またもターンオーバー発生、再び神戸大学の攻撃ドライブ。京大陣深く残り6ヤード付近まで攻め込まれました。京大ピンチですが、ここで神戸大のファンブル発生。DL#1岩田君がボールを確保してターンオーバー。京大が残り時間2分45秒で攻撃権を得ました。ただし自陣4ヤードの窮屈な場所からなのでセーフティの危険性もあります。
TE#89植野君にパスが決まりフレッシュ。2minutesの公式タイムアウトが取られます。ボールオンは自陣18ヤード。さらにWR#83中村耕太郎君にパスが決まってフレッシュ。ここは京大はノーハドル攻撃です。RB#32長田君が6ヤードほどゲインしたところでチームタイムアウトが取られ時計が止まります。RB#29赤田君が中央を突破してフレッシュ獲得。フィールドに戻ってきました。ラグビーで鍛えたパワーが頼もしいです。TE#89植野君にパスが投げられますが不成功。しかし時計が止まります。残り時間52秒。相手陣にはまだ入っていません。せめてFG圏内まで行きたいところです。QB#18浦田君のキープでフレッシュ。残り時間30秒。相手陣まで入ってきました。スパイクはしません。パス失敗で時計が止まります。残り時間18秒。WR#81浅川君にパスが決まりました。相手陣40ヤード付近からの1stダウン10。FG圏内まで入ることができませんでした。残り時間6秒でラストプレーになります。前半最後に神戸大がヘイルメリーパスを投げましたが、今度は京大がヘイルメリーパスを投げます。きれいな放物線を描いてQB#18浦田君から投げられたボールの行方に観衆が息をのんで見守っています。ボールは地上を転がりました。得点ならず。
結局、両者譲らず０－０で試合終了です。実にターンオーバー（攻守交替）が多かった試合でした。京大の最初の攻撃ドライブでエンドゾーン近くまで攻めたのにもかかわらず得点できなかったことが惜しまれます。神戸大はFGを外したのももったいなかったです。
勝負は秋に持ち越しになりました。どちらのチームも粗削りで未完成なところもありました。これからの修正と成長にかかっています。秋本番のレギュラーシーズンでの熱闘が俄然楽しみになってきました。
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１Q |
２Q |
３Q |
４Q |
計 |
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京都大学 |
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0 |
0 |
0 |
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神戸大学 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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