春の対戦では0-0で勝敗がつきませんでしたが秋本番、両校の意地がぶつかり合います。まだまだ気温が高く、西日もきついので防具をつけてのプレーは本当に大変だと思います。
(前半)
神戸大はコイントスに勝ちましたが後半チョイスしました。何か作戦があるのでしょうか。
京大の最初の攻撃ドライブは3&アウトで終わります。パントですが大きく陣地を戻すことができません。神戸大は京大陣からの攻撃になります。神戸大は4thダウンになりギャンブルです。QBスニークでギャンブル成功。神戸大の攻撃が続きます。
神戸大のQBもなかなかパワーがありそうです。タックルを引きずり7ヤードほどゲイン。いつの間にかレッドゾーンに来ています。
神戸大は4thダウンになりFGを選択しました。ボールはポストに当たるものの成功です。いや、イエローフラグが出て審判が協議しています。京大の反則でオートマチック1stダウン。これがその後に相手のタッチダウンにつながりましたので、痛恨の反則になりました。まず神戸大が先制して0-7。
続く京大の2回目の攻撃ドライブも3&アウト。つまり一度もフレッシュが取れずに攻守交代です。神戸大も4thダウンショートになりますが、またもギャンブル。今度は神戸大にフォルススタートの反則があり5ヤード罰退しますのでギャンブルは止めてパントにします。パンターのキックは風に乗って大きく飛びタッチバックになります。
クオータータイムの時に応援団のパンドラが流れます。この曲は気分を変える時にピッタリと思います。WR#83中村耕太郎君にパスが決まって、京大、この試合初めてのフレッシュを取ります。しかし、京大は反則などもあり攻撃が続きません。さらにパントで陣地もあまり回復できません。京大はピンチが続きます。神戸大QBはプレッシャーを受けるものの走りながらターゲットをみつけてパス成功。レッドゾーン近くまで来ました。神戸大はタイムアウトを取ってプレーを確認します。QBキープです。ディフェンスが薄くなったところを突っ込んでTD。PATも決まって神戸大はさらに7点を追加して0-14になりました。前半残り時間6分。1本は返してほしいところでしたが、前半終了間際にも神戸大に得点を許してしまいます。神戸大は前半残り時間50秒でパスが成功して大きくゲインし、さらにスパイクで時計を止めて前半残り時間11秒でFGを決められてしまいます。前半終わって0-17と苦しい展開になりました。
(後半)
前半は京大が相手陣深くまで攻め込むシーンもなく、いいところが出なかった感じです。反則も多く、それが失点につながりました。さらに神戸大は後半チョイスしていますのでモメンタムは完全に神戸大に傾いているのかもしれません。しかし、京大は前節の関大戦で果敢に投げたパスをほぼ封印しており、後半の戦い方を変えてくると思われます。
京大キックで後半が始まります。ボールは大きく飛びタッチバックになります。神戸大はランが冴えています。ゲインを重ね京大陣まで入ってきています。4thダウンになり長い距離のFGを狙いますがわずかに逸れたか失敗です。攻守交替で京大の攻撃になりWR#83中村耕太郎君にパス成功。ナイスキャッチ、ナイスランです。2回生の成長著しい期待のレシーバーです。
京大パントですが、うまくコントロールされています。ゴール前1ヤードで京大選手が触れて(イリーガルタッチ)、そこから神戸大の攻撃。セイフティの可能性もあります。京大が神戸大の攻撃をエンドゾーン内で止めれば2点が京大に入ります。さらに京大の攻撃権も維持します。結局、神戸大は窮屈なところから脱することができずにパント。当然、大きく戻すことはできませんので、京大は神戸大陣から攻撃開始になります。
QB#18浦田君のキープでフレッシュまであと少し。RB#29赤田君が入ってきましたのでパワープレーで押し込んでフレッシュを取る作戦のようですが神戸大も止めます。4thダウンショートでギャンブル。ここでQB#18浦田君のキーププレーが炸裂。一気にエンドゾーンに走り込んでTD。20ヤード走りました。PAT時に反則が発生して罰退するも成功して7点を返しました。
最終Qになりました。点差は10点ですのでTDでは追いつけません。やはり前半終了間際に入れられた3点が重くのしかかってきます。京大の攻撃、ロングパスを投げるも失敗。ボールオン30ヤードで4thダウンになりました。ここはFGを狙いに行きます。17ヤード足して47ヤードの長い距離のFGです。K#33宮出君がキックしたボールはゴールポストに向かって放物線を描きます。FG成功です!3点追加して10-17になりました。試合終了まで10分57秒。何かいける気がしてきました。
京大ディフェンスも気合が入ってきました。相手攻撃を次々止めていきます。京大は残り時間8分51秒で自陣35ヤード付近から攻撃開始。RB#6前川君にパスが決まり9ヤードほどゲイン。さらにWR#2廣田君にパスが決まり相手陣に。前半封印していたパスが次々決まり始めました。
相手陣に入りスナップが乱れたのですが、こぼれたボールがちょうどRB#32長田君の手の中に入り運も味方しています。しかしエンドゾーンは遠いようです。再び長いFGを狙います。ここは決まらず、神戸大は自陣30ヤードからの攻撃を開始します。試合残り時間5分58秒。
ここの京大のディフェンスは見ごたえがありました。神戸大の攻撃をほぼ完璧に止めています。そして残り時間4分44秒で京大の攻撃開始。WR#2廣田君がナイスキャッチ連発。そしてキャッチ後のランが素晴らしく、レッドゾーンまで来ました。RB#32長田君のランで5ヤードほど進み、エンドゾーンまで10ヤードのところまで来ました。そしてここでTE#89植野君にTDパスが決まりました。前半、ランを中心にした攻撃は、これの布石だったのかもしれません。これで16-17になりました。PATで1点入りますが、ここは2点コンバージョンを狙います。もう一度TDに成功すれば1点ではなく2点入ります。またもTE#89植野君にパスが通り、そのままエンドゾーンに。ニテコン成功です。とうとう18-17と逆転しました。
試合終了まで残り時間1分44秒。微妙な時間が残りました。FG圏内まで進めば再逆転される可能性もあります。神戸大は迷いなく攻め込んできます。京大ディフェンスは頑張っています。QBサックでロスさせましたが、その後、パスで大きくゲインされます。もしかすると神戸大の方が気持ちは勝ったのかもしれません。そしてFG圏内まで進まれています。これはまずいぞ。インバウンドで止めていますが、神戸大はタイムアウトで時計を止めます。神戸大はFGのために1秒残して最後のタイムアウト。FGの行方は・・ 神戸大観客席が大いに沸いています。劇的な幕切れになりました。再逆転され18-20で痛い敗戦になりました。勝負は時の運もあります。前を向いて次戦に臨みましょう。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 |
0 |
7 |
11 |
18 |
神戸大学 |
7 |
10 |
0 |
3 |
20 |
(スタッツ)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(ロースター)
(試合後の主将インタビュー)
(最近の対戦)年号をクリックすると観戦記が出てきます。
京大 神戸大
2025年春 0-0(引き分け)
2024年 3-7(負け)
2024年春 7-20(負け)
2023年 28 - 27 (勝利)壮絶な試合でした
2023年春 21 - 17 (勝利)
2022年 31 - 24 (勝利)
2022年春 27 - 17 (勝利)
↑雨太夫さんの動画にリンク
2019年 7 - 16 (負け)
2018年 14 - 31 (負け)
↑ 下線の西暦の上をクリックするとその年の観戦記が出ています。
(2025.9.7ップ)
<管理人作業用> 今年度PWは更新されています。(たぶん予想通り)